はじめに 恐るべきイベント
それはそれは、なんとも恐ろしくも魅力的なイベントでありました。
こちらとしては、十年一日のごとく、変わらぬ熱量で、ず~~~~~っとファンをやり続けているわけですよ。そんな中で、ハロプロに憧れ、その輝く世界へと一歩を踏み出していく(第六十夜 小野瑞歩)… なんていうレベルの話ではもう済まされない。なにせ、2006年生まれですよ。2006年。え? ほんとに?
こちらが、余裕で道重さゆみさんやBerryz工房にすっかり心酔して、どっぷりと沼にハマり込み、まさにファンとして、当たり前のように現場に通っていた頃に、彼女はこの世にオギャー(ならぬ「ふに」← 第2部参照)と生まれ落ちたわけです。
そして、その上で。かくも若きメンバーが、すっかり私のようなおっさんが、すでに年季の入ったファンと自認している頃に産まれたような若きメンバーが、しかしながら、圧倒的な安定感と落ち着きを見せてくれます。
これまでも、ただステージパフォーマンスが優れているというだけではない、メンバーたちの「人としての美質」に光を当ててきたのが、ハロショの千夜一夜というイベントでした(記事末リンクを参照)。その美質とは、アイドルという存在に憧れる自分自身をまっすぐに受け止める真摯さであったり、素直な感情を自分の行動にダイレクトに繋げていく意志の強さであったり、自分の憧れの存在に少しでも近づこうと、自らを奮い立たせるような内面の力であったり。人生経験では到底自分より少ないはずなのに、なぜかこちらが学ばされてしまう、そんな瞬間の連続で、メンバーが示す人としての美質に圧倒され、もう応援せずにはいられない。それが千夜一夜の恐るべき魅力ですね。
そのイベントに、2025年4月24日の木曜日、アンジュルムから平山遊季さんが登壇します。
もともと、いくつかのレポ(たとえばこちら)でも繰り返し語ってきた通り、ステージ上での彼女のパフォーマンスには、デビュー当初から目を見張るものがありました。パワフルで、エネルギッシュで、いかにもアンジュルムに相応しい力強さに溢れ、でもどこかしら品もある。そして今回、あらためて感じたのが、彼女が舞台に姿を現した瞬間から漂う “大物感“。あれ、ほんとに18歳? と疑いたくなるほどの落ち着きぶり。
あまりにテンポよく進んでしまったために、50問50答を終えてから、まさかの「51問目」まで突入します。エクストラの質問をボックスから引きながら「在庫が…」と述べる余裕すら。それほどのテンポの良さにも関わらず、決して先を急いでいるような印象はなく、むしろゆったりとした空気が全体を包んでおり、平山さんはずっとニコニコしているし、その場の空気を和らげるったらありません。イベントをドライブしてくれる事務所のエライ方は「会場が暖まって来て声も出るようになった」とおっしゃいますが、それは、平山さんの安定感が醸し出したものではなかったかと。その落ち着きぶりに、思わず「加入してまだ3年ちょっとじゃなかったっけ?」と焦って検索してしまったのは、私だけではないはず。
やっぱり千夜一夜、今回も、人としての美質が炸裂する、恐るべきイベントとなっておりました。

ハロショ千夜一夜 第百五夜 ~アンジュルム 平山遊季
そんなわけで繰り返し、2025年4月24日の木曜日、アンジュルムから平山遊季さんが、秋葉原のハロショ、千夜一夜イベントに登壇です。
19時からの第1部は、エクストラで51問に答えてしまった「平山遊季に50の質問」、20時30分からの第2部は、産まれてからアンジュルムに加入するまでの年月を追った「もっともっと知りたくて平山遊季」という形。このところ数年、この形式で安定している千夜一夜であるとはいえ、やはりメンバーごとに個性が如実で、平山さんの場合は、実に安定した大物感があったといった次第。



実況推奨のイベントということもあって、毎度 SNS でのハッシュタグも告知される千夜一夜ですが、今般、平山さんご自身が考えたというのが「#ゆきちゃんはどんなこ」というもの。
なんでも「ペイ」と呼ばれるようになったのはアンジュルムに加入してからだから、それ以前の来歴も含めて、今般のイベントでは「ゆきちゃんはどんなこ」であるのかを知って欲しいとのこと。
そんなわけで、まずは下までスクロールしてから関連リンクの下のページ切り替えのコントロールで次のページからイベントの詳細を。


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